
21世紀の啓蒙 下:理性、科学、ヒューマニズム、進歩
スティーブン・ピンカー, 橘 明美, and 坂田 雪子
この本について
最近、世の中のニュースを見るだけで気持ちがザワつくことが多くないでしょうか。危機だとか衰退だとか、大きい言葉ばかり飛んでくると、自分の判断の軸がどこにあるのか分からなくなる。仕事でも、家庭でも、「一度立ち止まって事実を落ち着いて見たいのに、感情ばかり先に動く」みたいな感覚が続くことがあります。 この本は、そんな混乱した視界をいきなり晴らすような劇薬ではありませんが、ものの見方を少しだけ調整してくれる道具がいくつも入っています。たとえば、目の前の怒りや不和に引きずられて、長期的な視点を手放しがちなとき、人間はそもそも不利な状況のなかでも道を切り開く力を持っているという事実を静かに思い出させてくれます。また、悲観的な語り口のほうが“洞察が深く見える”という錯覚に流されがちな自分に、「問題はなくならないけれど、解決も十分可能だ」という現実的な立ち位置を返してくれます。さらに、超予測者の思考プロセスに触れるあたりでは、自分の思い込みを検証し直すクセの大事さに気づかされました。 大げさに世界を語る本ではなく、むしろ「どうすれば冷静さを取り戻せるか」を具体的に示してくれます。情報に疲れやすい人、感情に振り回されやすい人にこそ静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド, 上杉 周作, and 関 美和

超訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス, and 奥平 亜美衣

国民の違和感は9割正しい (PHP新書)
堤 未果

情報以前の知的作法 踊らされるな、自ら踊れ
西きょうじ

危機の読書(小学館新書)
佐藤優
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
