
雑談のトリセツ: 会話が楽しくなる!
山口直樹
この本について
雑談って、慣れればなんとかなると思いながら、いざ沈黙が落ちると一気に焦ってしまうことってありますよね。相手が話したそうにしているのに、つい質問を連発してしまって空気を固めてしまうこともあるし、「盛り上げなきゃ」と力むほど、逆に何を話していいのか分からなくなる。僕も同じで、日常のちょっとした会話でモヤモヤすることがよくあります。 この本が効いたのは、雑談を「うまく話す技術」ではなく、「相手が話しやすい場をそっと整える技術」として捉え直せたところでした。例えば、相手が話している時は質問で道を遮らず、気持ちを代弁するように相槌を打つだけで、ぐっと話が転がりやすくなるという視点。実際にやってみると、相手の表情がふっと緩む瞬間があって、無理に話題を探す必要がなくなるんです。さらに、沈黙に焦らず、表情だけで「大丈夫ですよ」と示すという考え方も、僕にはかなり救いでした。沈黙そのものを敵にしなくていいのだと思えると、雑談のしんどさがかなり減ります。 もう一つ小さく効いたのは、毎日1〜2分、その日に動いた自分の感情を思い出すという習慣です。大げさな出来事じゃなくてよくて、「ほっとした瞬間」や「ちょっと驚いたこと」を思い出せるだけで、翌日の会話のネタがひとつ増える。しかも、感情が入っているから相手も反応しやすい。雑談って、特別な話題よりも、こういう小さな温度のほうが機能するんだなと実感しました。 雑談に苦手意識があるけれど、無理に明るく振る舞う方向じゃなくて、もっと静かな工夫でなんとかしたい人には、けっこう刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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