
いつ、誰が相手でも必ず盛り上がる 銀座の雑談手帳
日高利美
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2013-09-13
この本について
人と話すのは嫌いじゃないのに、初対面の場になると「何を話せばいいんだろう」と急にぎこちなくなることがあります。相手の言葉にどう返せばいいか迷ったり、悪気なく雑談を終わらせてしまったり。私も仕事で人に会うことが多いので、その感覚はずっとつきまとっていました。 この本が面白いのは、雑談を“技術”として教えてくれるのではなく、相手との距離を縮めるための小さな態度や言葉の選び方を、ものすごく具体的に見せてくれるところです。たとえば、天気の話でも「週末」を糸口にすると会話が続きやすいとか、悪口や愚痴にはまず「その人が困っている」という気持ちを受け取るとか。相手の名前を自然に口にする習慣も、やってみると想像以上に場が柔らかくなるんですよね。どれも大げさじゃなく、そのまま明日の仕事で試せるものばかりです。 読んでいて一番響いたのは、雑談の目的が“盛り上げる”ことではなく、“相手が安心して話せる空気をつくる”ことだと繰り返し示されている点でした。ミラー効果のように相手のしぐさに寄り添うことも、前回の会話の断片を一つ覚えておくことも、結局は相手に「あなたをちゃんと見ています」と伝えるための行動。派手さはないけれど、こういう積み重ねが関係性を変えていくんだろうなと感じます。 仕事柄、人と話す時間が長いのに「雑談はずっと自己流でやってきたな……」という人にはとても刺さると思います。私自身、読んだ翌日からすぐに使える小さな工夫がいくつも見つかりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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