
「情」と「理」 話し方の法則―――「言葉」は不器用でも、足りなくてもかまわない 三笠書房 電子書籍
岩田 松雄
累計読者数5
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star総合評価 74/100
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この本について
仕事の場面で「伝わらないな…」とか、「もっとうまく関わりたいのに空回りしている気がする」と感じること、けっこうありますよね。私も同じで、コミュニケーションの問題ってスキルだけでは片づかなくて、結局“自分のあり方”まで突っ込んで悩むことが多いです。 この本は、そうしたモヤモヤに対して、魔法の言い回しを教えてくれるタイプではありません。むしろ、「なぜそれをやるのか」を自分で整理する姿勢や、相手の背景まで想像して言葉を選ぶ丁寧さなど、地味だけど効き目のある視点をくれます。教える側に立ってみると理解が三倍深まるという話にもうなずきましたし、「聞く力は質問からしか育たない」という指摘も、実際の行動に落とし込みやすい。さらに、「まず自分を修める」ことから始める姿勢は、無理に背伸びしなくてもいいんだと肩の力を抜かせてくれます。 読んでいて感じたのは、情と理どちらかに寄り切るのではなく、そのバランスを自分なりに調整する作業を続けるしかないということ。相手の立場を想像して言葉を変えるとか、質問を一つだけでも用意して場に参加するとか、すぐ試せることが多いのもありがたいです。 人と関わるたびに消耗してしまう人、あるいはリーダーとして振る舞うときに「これでいいのかな」と迷う人には特に刺さると思います。私もまだ手探りですが、この本はその手探りを少しだけ前に進めてくれました。
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