
一流芸能人がやっているウケる会話術 場を盛り上げ相手を楽しませる話し方
難波義行
この本について
人と話していて、「ちゃんと聞いてるつもりなのに伝わらない」とか、「盛り上げようとしてるのに空回りしてしまう」みたいな瞬間ってありますよね。僕も仕事の場で雑談が続かなくて、帰り道にひとり反省会をするタイプです。この本を読んで、結局“気持ちだけでは会話は転がらないんだな”と静かに刺さりました。 印象的だったのは、まず自意識を弱めて相手の話にリアクションを返すところから会話が始まる、と言い切っている点です。ニコッと笑って、驚くところは大きめに驚く。これだけで相手の満足度が変わるのは、実生活で試してみるとよくわかります。それから、話題選びを適当に流さず、共通体験を手掛かりにしながら「なぜ」の部分を拾って深く聞く。これも、自分の中に“観察して疑問を見つける”癖をつけると少しずつできるようになる感覚がありました。 もうひとつは、話す側に回ったときの工夫がかなり地に足のついた内容だったことです。オチの前後を固めて間をつくるとか、事実と虚構の境目をわざと少し動かして笑いをつくるとか、一見むずかしそうに見えるけれど、日常の会話でも小さく試せるものが多いんです。結局「相手に楽しい時間を過ごしてもらう」という姿勢が土台にあって、そのうえで表情、距離感、声の明るさといった細部をていねいに扱う本でした。 初対面の場や、雑談が苦手なのに仕事では話さざるを得ない人に特に刺さると思います。派手なテクニックより、“できることを確実に積む”タイプの会話術を探している人には、しっくりくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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