
子育て支援と経済成長 (朝日新書)
柴田 悠
株式会社朝日新聞出版 / 2017-02-13
累計読者数8
平均ハイライト数 9.5件/人
推定読了時間 約2時間47分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について
子育てや働き方の話になると、「結局、日本は何がボトルネックなんだろう…」と立ち止まることがあります。財政の話も大事だけど、目の前では保育園が足りず、共働きでいっぱいいっぱいの家庭が増えている。自分の生活の延長線にある問題なのに、全体像がつかみにくいままモヤモヤが積もっていくんですよね。 この本は、そのモヤモヤを丁寧にほどいてくれます。保育サービスを広げると、働きたい人が実際に働けるようになり、家計が安定して子どもの貧困が減る。さらに、労働生産性が上がることでワークライフバランスの改善にもつながる。こうした因果が、数字と比較の視点で一本の線のようにつながっていきます。「産休育休を延ばせば解決」という単純な話じゃなく、どこに予算を置くと一番効果が出るのかを示してくれるのがありがたいところです。 読んでみて思ったのは、「子育て支援=福祉」だけで捉えていると、いま起きている問題の半分しか見えていなかったなということ。保育の充実が、親の心の余裕や子どもの発達、自殺率や財政にまで波及していくという視点は、生活者の肌感覚とも意外なほどつながっています。 制度の話には苦手意識があるけれど、自分の暮らしにどう返ってくるのか知りたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
いま日本に一番必要とされるのは「保育サービスを中心とした子育て支援」である。保育サービスをGDP比0.1%拡充すれば経済成長率は0.28%上がる。先進国の統計データをもとに政策効果を分析した意欲作。今もっとも注目される社会学者、初の新書。
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