
逃げる自由 〈諦める力2〉
為末 大
President Inc / 2016-05-30
累計読者数15
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 30%
この本について
未来のことばかり考えて、今やるべきことが手につかなくなるときがあります。理想の自分と現実の自分の差が気になって、変わりたいのに動けないまま一日が終わっていく。頭では「焦っても仕方ない」とわかっていても、気持ちがついてこないあの感じです。僕自身もよくそこでつまずきます。 為末さんの『逃げる自由』は、そんな「理想と現実のずれ」に疲れたときに、少し呼吸を整えてくれる本でした。ビジョンを探しすぎて現在が空洞になること。相手に期待しすぎて日常がギスギスしてしまうこと。自分を責めるモードに入り込んで抜け出せなくなること。どれも「もっと頑張らなきゃ」と思う人ほど陥りやすい落とし穴だと思います。この本が提示するのは、派手な解決策ではなくて、物の見方をほんの数度だけ動かすような調整です。そのずれが積み重なると、心の負荷がだいぶ軽くなる感覚がありました。 特に、関係性は変えられること、期待値は下げていいこと、そして「いざとなれば離れられる」という感覚が自分を自由にするという話には、妙に救われました。無理に強くなるのではなく、逃げ道を確保したうえで動く方が、結果的に前に進みやすいんだろうなと。 理想を追いたいけれど、理想に縛られてしんどくなっている人に、静かに届く本だと思います。
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出版社による紹介
ベストセラー『諦める力』に続編が誕生! 『「ない仕事」の作り方』のみうらじゅん氏との対談も収録! 「こうあるべき」とか「こうせねばならない」といった呪縛から自由になるためには、 自分や他者を早めに、そしてこまめに「がっかりさせておく」ことだと僕は思う。 つまり、独り歩きしている理想、目標、基準……といったものから距離を置いてみるということだ。――「はじめに」より 【著者紹介】為末 大(ためすえ・だい) 1978年広島県生まれ。陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2016年4月現在)。 2001年エドモントン世界選手権および2005年ヘルシンキ世界選手権において、男子400メートルハードルで銅メダル。 シドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックに出場。2003年、プロに転向。2012年、25年間の現役生活から引退。 現在は、自身が経営する株式会社侍のほか、一般社会法人アスリートソサエティ、株式会社Xiborgなどを通じて、スポーツ、社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている。 著書に『走る哲学』(扶桑者)、『走りながら考える』(ダイアモンド社)、『諦める力』『為末大の未来対談』(ともにプレジデント社)などがある。
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