
1998年の宇多田ヒカル(新潮新書)
宇野 維正
新潮社 / 2016-01
累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 49/100
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この本について
仕事でも創作でも、誰かの背中を見ながら「自分はどこまでやれるんだろう」とモヤつくことってありませんか。周りのペースに合わせるべきか、自分のリズムを守るべきか。どっちを選んでも少し心細い、あの感じです。 この本を読んでいて印象的なのは、宇多田ヒカルと椎名林檎という才能同士の距離の取り方が、とても人間的に描かれているところでした。お互いが才能を尊敬しつつ、時に嫉妬したり、寂しさを覚えたり、それでも音楽の現場に踏みとどまる理由がそれぞれにある。読者が保存した抜粋には、まさにその「揺れ」が詰まっていて、ここに刺さる人は多いはずです。 たとえば、椎名林檎が「ヒカルちゃん、ずりいよ」と言いつつ、自分は席を空けたくないから残ると語るくだり。あるいは、二人がステージで突然ハーモニーを披露する一瞬の熱量。さらに、音楽シーンのクオリティ基準をどう保つかという職人的な手触り。こういう場面を追っていくと、才能の物語というより、迷いながら選んできた「働く人の実感」に近いものとして響いてきます。 「自分のペースで進みたいけれど、現場から離れるのは怖い」という人には、とくに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの63%が集中しています。
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出版社による紹介
1998年。史上最もCDが売れた年。宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみがデビューした年。偉大な才能がそろって出現した奇跡の年と、四人それぞれの歩みや関係性を、「革新・逆襲・天才・孤独」をキーワードに読み解く。はたして彼女たちは何を願い、歌い続けてきたのか?なぜ今もなお特別な存在であり続けているのか?苦境の音楽シーンに奮起を促す、注目の音楽ジャーナリスト、渾身のデビュー作!
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