
君と夏が、鉄塔の上
賽助
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-05-24
累計読者数4
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 33/100
start序盤集中型
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この本について
最近、誰かと話していても自分の感じている世界がちゃんと伝わっているのか不安になる時があります。自分だけが見ている景色なんじゃないか、とか、今立っている場所がすごく脆いものに思えてくる瞬間があるんですよね。そんな時にこの本を読んで、他者の存在が世界を確かにしてくれる感覚を久しぶりに思い出しました。 『君と夏が、鉄塔の上』は、鉄塔や街をめぐる会話や風景の描写が、ただの知識ではなく「自分の世界の輪郭を誰かと一緒に確かめる行為」として描かれています。忘れられた時に街が死ぬ、という言葉もそうで、そこに立ち止まって目を向けるだけで、世界の持ち方が少し変わる感じがある。やってみないと意味なんて分からない、というやり取りにも、結果ばかり気にして動けなくなる自分を軽く押してくれる現実味があります。 特別な物語というより、日々の中でふっと不安になる人の足元を照らすような一冊です。自分の世界がちゃんと存在しているのか揺らぐ時に、誰かと景色を確かめたいと思う人に刺さると思います。
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出版社による紹介
鉄塔の上に、男の子が座ってる―― 鉄塔マニアの地味な伊達(だて)は中学3年生の夏休みをダラダラすごしていた。 しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月蒼唯(ほづきあおい)から「鉄塔のうえに男の子が座っている」と声をかけられる。 次の日から幽霊が見えると噂される比奈山(ひなやま)も巻き込み、鉄塔の上に座るという男の子の謎を解き明かそうとするのだが――。 爽やかに描かれるひと夏の青春鉄塔小説!!
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