
世界の名作を読む 海外文学講義 (角川ソフィア文庫)
工藤 庸子、池内 紀、柴田 元幸、沼野 充義
KADOKAWA / 2016-08-25
累計読者数4
平均ハイライト数 1.5件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 24/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 21%
この本について
仕事のあとに本を開いても、内容が頭に入らないまま閉じてしまうことってありますよね。特に古典や海外文学は「いつか読みたい」と思いつつ、距離を感じて後回しになりがちです。自分もずっとそうで、名作の名前だけ知っていて中身の手触りがわからないまま放置していました。 この本は、そんな「名作に近づけない感じ」を少しやわらげてくれました。たとえば『ドン・キホーテ』の冒頭が、当時は読み聞かせ文化の文体だったこと。巨大な風車が実は時代のハイテクで、読者が腹を抱えて笑った背景があること。作品の奥深さというより、まず“どう読まれていたか”“なぜその場面が刺さったのか”に寄り添ってくれるので、自分の読書の構えが自然とゆるむんです。また、ヴァージニア・ウルフの出自や時代設定を知ることで、難しそうに見える作家も急に人間味が立ち上がる。名作を遠い雲の上から引きずりおろして、現実の世界線の中で読めるようにしてくれる感じがあります。 大学で教えていた人たちの講義だからといって構える必要はなくて、むしろ「読書の楽しみ方をもう一度つかみたい人」にしっくりきます。名作を深読みするための指南書というより、読書の入口で迷っているときに手を伸ばしやすい相棒に近い本です。こんな人に刺さると思います。名作に苦手意識があるけれど、いつか自分のペースで触れてみたい人。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの83%が集中しています。
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出版社による紹介
時を超え、世界中で読み継がれる文学の古典は、21世紀を生きる私たちにとってなお身近な感覚や切実な問いを突きつけている。 『ドン・キホーテ』『罪と罰』『ボヴァリー夫人』『失われた時を求めて』などの大作から、チェーホフやカフカ、メルヴィルの短篇まで、フィクションを読む技法と愉しみを知りつくした4人が徹底解説。 放送大学でロングラン9年の大人気講義に原典の名訳・新訳を交えて再構成した、海外文学案内の決定版。 ※本書には、紙版の第16章に収録されている下記3作品の抜粋は、版権上の理由により収録されておりません。 イタロ・カルヴィーノ『魔法の庭』 (和田忠彦訳) イタロ・カルヴィーノ『楽しみはつづかない』 (和田忠彦訳) イタロ・カルヴィーノ『ある夫婦の冒険』 (和田忠彦訳)
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