
「目標」の研究
倉下忠憲
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この本について
目標を立てるたびに、どこか胸の奥がザワつくことがあります。やるべきことは分かっているのに行動が増えないとか、立てた目標と日々の生活の手触りがまったく噛み合わないとか。私自身、やる気のなさよりも「どこがズレているのか分からない」ことのほうがしんどい時期がありました。 『「目標」の研究』は、そのズレを落ち着いて見直すための視点をくれます。行動をただ“追加する”のではなく、時間の中で何かと“交換”しているのだという感覚。目標の上には必ず目的があって、そこを取り違えると全力で走っているのに目的地に着かないこと。さらに、目標は一度立てて終わりではなく、振り返りと修正を繰り返してやっと自分にフィットしてくること。このあたりが、自分の生活にすっと馴染みました。 すごく大きな夢を持つ必要も、常に成長し続ける必要もない。こぢんまりとした幸福を守ることだって立派な目的になる。そう言われると肩の力が抜けますし、むしろその前提があるからこそ、自分が立てる目標の意味が見えてくる気がします。 「頑張りたい気持ちはあるのに、どうも目標と生活が噛み合わない」と感じている人にちょうど良い一冊だと思います。
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