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技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か (日本経済新聞出版)

技術を武器にする経営--日本企業に必要なMOTとは何か (日本経済新聞出版)

伊丹敬之、宮永博史

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この本について

新しい技術を任されても、それをどう事業に落とし込めばいいのか分からないまま動いてしまうこと、ありますよね。顧客の要望を聞いているつもりなのに、気づけば機能追加の泥沼に入っていたり、そもそも何が「正しい問題」なのか見失ってしまったり。僕自身も、技術と事業のつなぎ目で迷子になることが多いです。 この本は、技術そのものを磨く話ではなく、「技術をどう社会に届けるか」をかなり現実的に教えてくれます。技術は手段でしかなく、価値は“何をしてくれるか”にしか宿らないという視点に立つと、顧客の声を鵜呑みにせず、自分なりに問題を設定する重要性が腑に落ちます。また、一つの市場で成功した後にどこへ展開するか、ビジネスシステムのどこで収益とコストを設計するか、といった拡張フェーズの悩みにも筋道を与えてくれます。さらに、知財を“要塞化”ではなく同盟形成の道具として扱う視点は、技術者でも企画側でも思考を一段引き上げてくれます。 技術を軸に事業を前に進めたいけれど、戦略の組み立て方で立ち止まっている人には特に刺さる一冊だと思います。技術を武器と呼ぶなら、その武器をどんな関係性や仕掛けの中で使うのか。そこまで踏み込んで考えたいときに、静かに背中を押してくれる本です。

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