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幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)

幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)

岸見一郎

累計読者数7
平均ハイライト数 10.9件/人
star総合評価 45/100
start序盤集中型
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この本について

最近、「快いこと」と「幸福」をごちゃまぜにしてしまって、余計に迷うことが増えた気がします。仕事がうまくいった日も、ふとした瞬間に不安が戻ってきて、結局どこに向かっているのかよくわからなくなる。人との距離感も難しくて、近づけば摩擦が起きるし、離れれば孤独になるし…という堂々巡りです。 この本を読んで刺さったのは、幸福を“なるもの”ではなく“すでにあるもの”として見る視点でした。経験の量や成功の有無に左右されない、と言い切られると最初は戸惑うんですが、読んでいくうちに、自分の身に起きた出来事を因果で評価する癖に気づかされます。また、対人関係の悩みを「避けるか耐えるか」ではなく、関わり方そのものを見直すものとして扱ってくれるのも大きかったです。父との関係の話は、そのまま自分の人間関係にも引き寄せて考えられました。 一気に劇的に変わる本ではないけれど、日常の解像度が少し上がるような感覚があります。目の前の苦しさを「いつか楽になるための通過点」と捉えず、今のままでも生き方を調整できるんだと思えたのは大きかったです。 自分の幸福感の揺れに振り回されやすい人、そして人との距離の取り方で疲れがちな人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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