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ベストセラーコード

ベストセラーコード

ジョディ・アーチャー, マシュー・ジョッカーズ, 川添 節子, and 西内 啓

日経BP / 2017-03-24

累計読者数18
平均ハイライト数 18.6件/人
推定読了時間 約4時間22分
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

物語を書こうとすると、つい盛り込みすぎたり、アイデアの迷路に入りこんでしまうことがあります。自分でも何が核なのか分からなくなって、キャラクターの感情もどこか受け身になってしまう。読んでいる側としても、最初の数十ページで「これ、どこに向かうんだろう…」と迷子になることはありますよね。 『ベストセラーコード』は、そのモヤモヤを感覚ではなくデータでほどいてくれる本でした。特に刺さったのは、売れる小説ほど「最初の30パーセントに入れるトピックは絞られている」という話で、逆に売れない作品ほど詰め込み気味になるという指摘です。あれこれ語りたくなる気持ちを抑えて、読者がつかむべき“芯”を前に出す姿勢が、数字で裏づけられているのが面白いところでした。また、優れたオープニングは20ワード以内で物語全体の対立を示しているという話も、書く人にも読む人にも効く視点だと思います。 テーマ選びについても、リアリズムが強く作用することや、キャラクターが受動的だと物語全体が弱くなるなど、「言われればそうなんだけど、自分では気づけなかった」観点が多い本です。ただしこの本は“売れる法則”を押しつけるものではなく、むしろ自分が好きな作品の構造を解像度高く見られる道具に近い気がします。 物語の整理に行き詰まっている人や、自分の“好き”を言語化したい読書家に、とても刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『ダ・ヴィンチ・コード』、『ミレニアム』シリーズ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』――。ベストセラーが売れるのは偶然なのか? それとも黄金の法則が存在するのか? テキスト・マイニングと計量文献学の最新技術を駆使して読者を魅了する秘密のDNAを明らかにした、文学界騒然の注目作。 ……andやdoという単語が、ベストセラーではそうでない本にくらべて2倍の頻度で登場する。一方、veryやpassionの使用頻度は半分程度だ……『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を分類してわかったことは、BDSM(性的虐待に対する嗜好)は確かに刺激的かもしれないが、それ以外の要素は決して奇異なものではない。鞭や目隠しはカムフラージュであり、コンマや動詞の使い方にいたるまで、ベストセラーの何たるかを深いところで理解している作家が物語を紡いで大成功を収めたケースにほかならない……。(本書より) 「人間の創造性の秘密の一端を、データとアルゴリズムを武器に説き明かした」――解説 西内啓(統計家)
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