
脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法
吉田昌生
主婦の友社 / 2017-04-07
この本について
最近、気づけば頭の中がずっと動いていて、目の前のことがうまく入ってこない瞬間が増えました。仕事の段取りを考えながらご飯を食べていたり、少し嫌なことがあると気分ごと持っていかれてしまったり。何かを「感じる前に考えてしまう」クセが強くなっている実感があります。 この本が面白いのは、瞑想をスピリチュアルでも精神論でもなく、ただの“心のトレーニング”として扱っているところです。仏教の宗教性を抜いて、一般人でもそのまま日常に持ち込める形に整理されているので、説明がやさしいのに、やってみると意外なほど効く。たとえば、呼吸に意識を向け続けて、心が離れたことに気づいたら戻す。この単純な繰り返しが、思考と自分をくっつけない感覚、いわゆる脱同一化につながってきます。頭の中の雲を眺めるように、浮いてきた考えを「そう思ったんだな」で流せると、余計な反応に引っ張られにくくなります。 もうひとつ刺さったのは、「感じるセンサー」を回復させるという視点でした。考えごとが続くと感覚が鈍る、感覚に集中すると思考が静まる。どちらかを否定するのではなく、偏ったときにバランスを取り戻すための方法として瞑想を使う、という位置づけがすごく現実的でした。遠くの音をただ受け取るだけでも頭が静まる感じがあって、ああこれか、と腑に落ちます。 考えすぎて疲れやすい人、頭だけで生きている感じがしている人には特に刺さると思います。自分の心をどう扱うかを、具体的な練習として教えてくれる一冊でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの55%が集中しています。
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