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反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛, and 千葉 敏生
ダイヤモンド社 / 201706
この本について
仕事でも日常でも、「これって本当に正しい選択なのかな」と迷い続けることってありますよね。新しいものに飛びつく勇気もないし、かといって昔ながらのやり方に固執している気もする。自分の判断基準がぐらついているような感覚、僕もよくあります。 『反脆弱性[下]』が面白いのは、「正しい答えを探す本」ではなく、「間違えにくい考え方」を静かに教えてくれるところです。読者が保存していた抜粋を眺めていると、たぶん刺さっているのは、時間に耐えるものの強さとか、否定から考える姿勢とか、技術への距離感みたいな部分だと思うんです。例えば、若いアイデアが脆いのは本人の問題ではなく構造の話だという指摘は、年齢や立場に悩む人には救いがありますし、集中とは何かを捨てる行為だという話は、日々タスクに追われている僕らにとって現実的なヒントになります。さらに、自然が時間によってふるいにかけられたものを信頼する姿勢は、「情報が多すぎて決められない」という悩みの出口にもつながります。 結局、この本がくれるのは「全部わからなくていい。でも、壊れにくい選択はできる」という視点です。実験しては失敗して、また考える。その繰り返しの中でどうやって自分を守るかを、タレブはかなり具体的に語ってくれます。派手な処方箋はないけれど、地に足をつけたい人には長く効く本です。 特に、変化の中で判断基準を持ちたい人に刺さります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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