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NHK「100分de名著」ブックス 良寛詩歌集 「どん底目線」で生きる

NHK「100分de名著」ブックス 良寛詩歌集 「どん底目線」で生きる

中野 東禅

NHK出版 / 2017-04-25

累計読者数4
平均ハイライト数 4.5件/人
推定読了時間 約1時間47分
star総合評価 47/100
boltライト読書型
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この本について

最近、気づけば「なんでこんなに心がざわついてるんだろう」と思う瞬間が増えていませんか。頑張っているつもりなのに、判断がブレたり、何が正解かわからなくなったり。僕もよくその沼にはまります。そんな時に読んだのが、この『良寛詩歌集 「どん底目線」で生きる』でした。 この本が面白いのは、「悟り」みたいな遠い話をしているのではなく、むしろその逆で、エゴや理想が膨らんでいく前の“静かな場所に戻る感覚”を丁寧に扱っているところです。良寛がわざわざ乞食暮らしを選んだ理由や、喪失をどう受け止めたのかを追っていくと、自分の中にも同じような「余計なものが多すぎるだけかもしれない」という視点が生まれてきます。どん底目線で世界を見ると、これまで当たり前と思っていたルールや期待が一度ほぐれていく感じがあるんですよね。 もうひとつ、この本が刺さるのは、良寛が見たものを言葉にし続けた姿勢です。見て終わりにせず、漢詩や和歌という形で外に出す。その行為のおかげで、自分の内側の汚れや揺れに気づくきっかけが生まれる。これは今の僕らにも応用しやすくて、「ちゃんと気づくための余白づくり」として読めます。 自分の調子がわからなくなった時、あるいは「一度フラットな場所に戻りたい」と感じている人に向いている一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

子どもたちと手まりをついて遊ぶお坊さん――として、今なお多くの日本人から愛され続けている良寛。どん底の立場から世の中を見据えた清貧な乞食僧は、漢詩と和歌を愛し、亡くなる直前まで「こころの言語化」という精神活動を深めた表現者でもあった。厳しい競争と経済至上の社会のなかで「自分」というものを見失いがちな今日、みずからの姿でもって「人間の座標軸」を示そうとした良寛の生きざまを見る。 [内容] はじめに 「どん底目線」と「徹底した言語化」 第1章 ありのままの自己を見つめて 第2章 清貧に生きる 第3章 「人」や「自然」と心を通わす 第4章 「老い」と「死」に向き合う ブックス特別章 良寛さんの仏教理解
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