
ロードバイクの作法 やってはいけない64の教え (SB新書)
竹谷 賢二
この本について
ロードバイクに乗っていると、「がんばって漕いでいるはずなのにスピードが伸びない」とか、「フォームが正しいのかよく分からないまま何年も走っている」というモヤモヤ、けっこう残りませんか。僕も同じで、脚力の問題だと思っていたら、実は力のかけ方そのものがズレていた…ということがよくありました。 この本が面白いのは、抽象的な“効率化”ではなく、体のどこを動かしているのかを細かく見直させてくれるところです。たとえば「ペダリングは脚の円運動ではなく、脚の質量を上下にのせ替える運動」と聞くと、一気に意識するポイントが変わりますし、股関節を支点にした上下動ができると、35km前後で淡々と巡航できる理由も腹落ちします。さらに、下りでの荷重配分や、疲れた脚をアンクリングでほぐす場面など、日常のライドでそのまま試せるシーンが多いのもありがたいところです。 個人的には、「フィジカル」と「スキル」を分けて考える視点がいちばん効きました。速さや痛みの改善は、筋力よりもまず“自分が何をしているか”を観察するところから始まる。そう言われると地味ですが、実際にフォームをひとつ変えるだけで、上死点の踏み出しが軽くなったり、腕や尻の負担が減ったりして、走りが静かになる感覚がありました。 がむしゃらに踏んでも伸び悩んでいる人、機材よりもまず自分の動きを整えたい人には、かなり刺さると思います。僕と同じく「走っている時間そのものをもっと楽にしたい」タイプには特におすすめです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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