
本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて
フェリックス・デニス and 井口耕二
文響社 / 2017-05-31
この本について
仕事でも副業でも、新しいことに踏み出そうとすると、どうしても足が止まる瞬間があります。失敗した姿を見られるのが怖かったり、家族や友人の反応が気になったり、そもそも「自分なんかがやっていいのか」と思ってしまったり。頭の中では動きたいのに、心のどこかでブレーキがかかるあの感じ、よくわかります。 この本が面白いのは、「勇気を出せ」といった抽象論ではなく、成功した人がどんな視点の切り替えをしてきたのかをかなり生々しく描いているところです。たとえば、マクドナルドを広げたレイ・クロックの話。特別なアイデアを持っていたわけではなく、すでに存在する仕組みを“別の角度で”見ただけだった、という指摘が刺さります。結局のところ、突破口は派手な発明じゃなくて、視点の調整にあるんだなと感じさせられます。 また、行動できない理由の多くが「失敗を知られたくない気持ち」にあるという話も妙にリアルです。この本は、その感情を否定せず、昼間に紙に書き出して一つずつ検討しよう、という現実的なアプローチを示してくれます。さらに、キャッシュフローだけは絶対に自分で見るべき、交渉では相手の“弱み”でバランスが決まる、といった具体レベルの話も混じっていて、精神論と実務のあいだをうまく行き来しています。 自分の仕事や挑戦を「そろそろ前に進めたいけど、どこから変えればいいのかわからない」という人に特に刺さる本だと思います。読んでいると、無理に奮い立たせなくても、視野の狭め方や恐れとの向き合い方を少し変えるだけで、一歩が軽くなる感覚があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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