
全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術―あなたも世界を変える起業家になる
山川 恭弘 and 大前 智里
東洋経済新報社 / 202010
この本について
仕事でも日常でも、新しいことに挑戦しようとするとき、つい「失敗したらどうしよう」と足が止まってしまう瞬間ってありませんか。やりたい気持ちはあるのに、経験も自信も足りない気がして、結局いつもの延長線で終わってしまう。僕もよくそこで立ち止まります。 この本が面白いのは、そんな迷いに対して「まず学びを回収することを目的にしてみたら?」という視点を差し出してくれるところです。行動を軸に考える ROL の話や、「失敗の範囲を自分で決めておく」という考え方は、挑戦を特別な儀式から日常の延長に引き戻してくれます。また、何をやるか迷い続けてしまう人には、「どんな問題に心が動くのか」を手がかりにする視点が刺さるはずです。アイデアや計画の話も出てくるのですが、根底にあるのは人の行動をよく観察することや、当事者意識の持ち方といった、すぐに実生活に落とし込める内容です。 起業という言葉が入っているので少し身構えるかもしれませんが、読んでみると、むしろ日々の小さな挑戦にこそ効く本だと感じました。たとえば、仕事の提案をするときの「ツカミ」の考え方や、プレ・モータムのように事前に失敗を想定しておく発想は、企画職じゃなくてもすぐ使えます。リスクの感じ方が人によって違うという説明も、自分のペースを取り戻す助けになります。 特に、「やってみたい気持ちはあるのに、踏み出す基準がわからない人」に静かに効く一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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