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昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来 (日本経済新聞出版)

昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来 (日本経済新聞出版)

ジャレド・ダイアモンド and 倉骨彰

日経BP / 2013-02-25

累計読者数7
平均ハイライト数 18.4件/人
推定読了時間 約5時間19分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 48%

この本について

人間関係のもつれをどう扱うかでいつも悩みます。自分が悪いのか相手が悪いのか、白黒つけたくなる一方で、仕事でも家庭でも「気まずさだけが残る終わり方」を避けたい気持ちもあって、答えが見えないまま時間だけ過ぎていくことがあります。 『昨日までの世界』を読んで驚いたのは、非国家社会ではそもそも「誰が悪いか」より「どうやって関係を元に戻すか」が中心になっていることでした。宴会を開いて関係を回復させたり、被害者の心情を何より重視したり、あるいは共同体全体で賠償を分担したり。読んでいると、僕らが当たり前だと思っている“問題解決の筋道”が、実はすごく限定的なんだと気づかされます。 この視点が何に効くかというと、まず、仕事での衝突に対して「論理的に勝つ」以外の選択肢が見えるようになります。次に、人間関係のトラブルで相手の感情が読めないとき、どう扱えば軟着陸するのかのヒントが増えます。そして、自分が抱えがちな「悪者をひとり決めて終わらせたい衝動」から少し距離を置けるようになります。 とくに、「人とぶつかったあと、どう締めればいいのか毎回わからない人」にはしっくりくると思います。文明の比較というより、僕らの思考のクセを外から確かめ直すための一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「現代社会を深く考えるための必読書」――養老孟司 「ダイアモンド文明論の決定版的集大成」――福岡伸一 ■現代西洋社会の特徴はインターネット、飛行機、携帯電話といった技術や、中央政府、司法、警察といった制度ばかりではない。肥満、座りっぱなしの働き方、豊かな食生活から生まれる疾病や、社会が豊かになったことによる宗教の役割の変化もまた、現代西洋社会の特徴なのである。 ■伝統的社会に強く惹かれ、その研究者としての人生の大半をニューギニアなどの伝統的社会に捧げてきたジャレド・ダイアモンドが、現代西洋社会に住む私たちが学ぶべき人類の叡知を紹介する。 「19世紀、ダーウィンは『種の起源』などの3部作で世界の歴史と自然に対する認識を一変させた。これから1世紀先の学者たちはジャレド・ダイアモンドの3部作――『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』――に対し、ダーウィンの3部作と同等の評価を下すだろう。壮大なる本書は、世界の歴史と自然のみならず、人類の「種」としての運命も描いている。ジャレド・ダイアモンドは現代のダーウィンである。『昨日までの世界』は実生活の喫緊の問題に対する解決案をとおして人々に希望を与えてくれる、時代を変える作品である」(マイケル・シャーマー 作家、科学史家)
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