
パワーポイント スライドデザインのセオリー
藤田 尚俊
この本について
スライドをつくるたびに「なんか野暮ったい…」「伝えたいことが散らかる…」みたいなモヤモヤ、けっこうありませんか。自分もずっと感覚で作っては崩れ、フォントや配色で迷子になって、仕上げに妙な疲労だけ残ることがよくありました。 この本は、そういう“なんとなく失敗する原因”をすべて具体的に言語化してくれます。例えば、文字色を完全な黒にしないだけで読みやすくなる理由や、見出しと本文で明るさの違うグレーを使い分ける発想は、読んだその日から手に馴染みます。また、「1枚で言いたいことは1つ」という原則に立ち返ることで、スライド全体の迷いも減っていきます。さらにフォント選びの話も実践的で、游ゴシックが小さい文字に向かない理由や、代替としてNoto Sansやメイリオを使う判断など、現場でつまづきやすいポイントを丁寧に拾ってくれています。 個人的にいちばん効いたのは、いきなりPowerPointを開かず、まず構成を書き出すという流れが「当たり前だけど抜けがちな基礎」として位置づけられていたことです。70:25:5の配色割合や、強調の重ね掛けは多くて2~3個までといった基準も、判断に迷うときの指針になります。 プレゼン資料を「もっと伝わる形にしたいけど、デザインの正解がわからない」と感じている人に刺さる一冊です。スキルというより、作業中の迷いを減らしてくれる“考え方の整理帳”に近い感覚で使えます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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