
復活力 (幻冬舎文庫)
サンドウィッチマン
幻冬舎 / 2018-08-03
この本について
最近、うまくいかない日が続くと「このままでいいのかな」とか「自分だけ取り残されてる気がする」とか、じわっと重たい気持ちになりませんか。頑張っているつもりでも結果が見えなかったり、昔抱いていた夢を思い出すだけで気まずくなったり。僕もよくそうなります。 サンドウィッチマンの『復活力』は、そういう停滞の空気を、少しだけ動かしてくれる本でした。大げさな成功論じゃなく、二人が何度もつまずいた場面が、そのまま書かれているからです。例えば、舞台で血の気が引くほどスベった瞬間のことも、上京後の借金も、相方のメンタルが限界だった時期も、ぜんぶ包み隠さず出てくる。読んでいて思うのは「うまくいく人って、最初から強かったわけじゃないんだな」という当たり前の事実でした。 それでも彼らが進めた理由が、意外と地味なんですよね。ちゃんと目標を設定して、自分たちの笑いを分析して、やることを決めて淡々と続ける。その積み重ねが、後から「敗者にもチャンスがある」と言える根っこになってる。華やかな成果よりも、その前の長い時間のほうが、この本ではずっと大事に扱われています。だから、読んでいるこっちも「もう少しだけ続けてみるか」と少しゆるく前を向ける。 過去の場所が駐車場になっていたり、白髪になっても一緒にネタをやりたいと語ったり、ああいう時間の流れの話も個人的には刺さりました。ずっと同じ気持ちではいられないけど、変わらない部分も確かにある、という感覚が落ち着くんです。 今の自分に自信がなくても、一度止まった夢をもう一度握り直したい人には、特にしっくり来ると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
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