
BIG MAGIC (ビッグ マジック) 「夢中になる」ことからはじめよう。
エリザベス・ギルバート and 神奈川夏子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-10-13
この本について
創作でも仕事でも、いざ「やりたいこと」に手を伸ばそうとすると、理由のわからない怖さに足が止まることってありますよね。アイデアはあるのに動けないとか、自分なんかが表現していいのかと不安になるとか。僕も同じで、机に向かう前から勝手に自分を萎縮させてしまう日がよくあります。 『BIG MAGIC』は、その“止まってしまう瞬間”にどう付き合うかを、やさしく、でも現実的に示してくれる本でした。特に印象的なのは、恐れと創造性は追い払うものではなく、むしろ自分の中に居場所を作ってあげる関係だと語られているところ。無理に克服しようとすると、恐れだけでなく創造性まで巻き添えにしてしまう、という指摘はかなり刺さりました。また、「アイデアは常にこちらを見ている」という視点も、完璧な自分になってから始めようとする癖にブレーキをかけてくれます。来てくれるのを待つのではなく、まずは自分が本気で手を動かす側に立つこと。その地味な積み重ねに、ようやく“助っ人”が現れるという話に、妙なリアリティがありました。 自分の中に眠っている宝をどう扱うか。その宝は勝手に輝き出すわけじゃなく、こっちが「ここにいる」と宣言し続けて初めて動き出す。そんな地に足のついた励ましが、この本には詰まっています。創作に限らず、「やりたいことがあるのに一歩が重い人」に静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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