
佐藤優の集中講義 民族問題 (文春新書)
佐藤 優
文藝春秋 / 2017-10-20
累計読者数3
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 32/100
boltライト読書型
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この本について
社会問題に触れるとき、「どこまで踏み込んでいいのか」モヤっとすることがありませんか。とくに沖縄やスコットランドのように、歴史と感情が何層にも積み重なったテーマだと、気持ちとして共感はしても、自分がどの位置で語っているのか急に不安になることがあります。僕も同じで、善意のつもりがどこかズレていたんじゃないかと後から落ち込むことがよくあります。 この本が効いたのは、そういう「立ち位置のあいまいさ」を静かに整えてくれたところです。民族が「原初主義」と「道具主義」の二つの見方で説明できることや、「エトニ」という概念が具体的に何を含むのかを知るだけで、ニュースの読み方が変わります。そして何より、「当事者性のない人がよそのナショナリズムにどこまで関わるか」という線引きが、丁寧に言語化されているのが大きかったです。感情より先に、まず自分の足場を確かめることの重要さを実感しました。 自分の意見を持ちたいけれど、他者の歴史に無邪気に踏み込むのは怖い…そんな人ほど、この本はしっくり来ると思います。
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出版社による紹介
今も世界のあちこちで民族問題の炎が噴出し続けている! テロの国際的拡散、移民・難民の増大、労働者間の国際競争、スコットランド。カタルーニャなど地域による独立論争、トランプ後のアメリカで台頭する白人至上主義、中東からの入国規制——。“民族オンチ”の日本人だからこそ知っておくべき、民族問題の現実と基礎理論をまとめた一冊。民族問題を理解するための推薦図書も提示。
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