
学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―
佐藤優
累計読者数5
平均ハイライト数 10.6件/人
推定読了時間 約7時間18分
star総合評価 53/100
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この本について
日々ニュースを見ていて、「自分の考えってどこまでが自分の言葉で、どこからが時代や空気に引っ張られているんだろう」とモヤモヤすることがあります。感情で流されないようにしたいのに、気づくと強い言葉に影響されている。そんなときに、この本がけっこう効きました。 佐藤優さんが、田辺元の講義を一行ずつ読み解きながら、論理の飛躍や“悪意のある誘導”がどこに潜んでいるかを丁寧に示してくれるんですが、これが自分の思考の点検にもそのまま使えるんです。接続詞に惑わされずに読む姿勢とか、自分がどこまで理解できていて何が欠けているかを仕分ける習慣とか、抽象論ではなく手を動かして身につける方法として書かれている。さらに、文化や組織がどう個人を動かすかという話が、今の職場やSNSの空気にも直結していて、「ああ、自分が立っている場所を説明できるってこういうことか」と視界が開ける感じがありました。 全部を鵜呑みにする本ではなく、むしろ“考え続けるための道具”が手に入るタイプの一冊です。空気や大きな物語に巻き込まれやすい、と自覚のある人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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出版社による紹介
日米開戦前夜、京大の哲学教授はいかにしてエリート学生を洗脳し、戦地へ送ったのか? 悪魔の講義の構造を解明する合宿講座全記録。
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