
京大式DEEP THINKING
川上 浩司
サンマーク出版 / 2017-11-10
累計読者数5
平均ハイライト数 47.6件/人
推定読了時間 約2時間37分
star総合評価 74/100
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この本について
最近、考える前に手が勝手に動いてしまう感じがありませんか。タスクをこなしているのに「つくった実感」が薄くて、気づいたら結論だけを急いでいる。僕自身、これが続くと仕事に向かう気持ちまで痩せていくのを感じます。でも本当にしんどいのは、考えていない自分を自覚してしまう瞬間なんですよね。 川上さんの『京大式DEEP THINKING』は、そのモヤモヤに対して「もっと深く考えろ」と叱る本ではありません。むしろ、深く考えるとは回り道そのもので、行きつ戻りつする時間の中にしか発見は落ちていないと教えてくれます。鉛筆で書くという小さな動作さえ、紙に痕跡が残るという“裏切られない約束”になって思考をゆっくり沈めてくれる、という視点はかなり腑に落ちました。また、主観と客観を行き来することで、説明の精度が上がったり、自分だけの答えにたどり着けたりするという話も、日々の仕事に直結する感覚がありました。 便利さに流されて「最短距離」を探し続けていると、思考の耐久度が落ちていく。その当たり前を一度リセットして、あえて不便やプロセスに身を置き直すことの意味をていねいに示してくれる本です。近道ばかり選んでしまうことにうすうす気づいている人には特に刺さると思います。
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出版社による紹介
「思考のスタミナ」をつけて、考え抜ける体質になる―― これが本書のコンセプトです。 「論理的に考えるのが苦手」「いつもあまり考えず、『まいっか』で済ませている」…… こんなふうに「考えるのが苦手」という人は多いのではないでしょうか? 「考える力をつけたい」という世の中のニーズは普遍的なようで、 思考法についての本は常に刊行されています。 けれど「思考力」とはそもそも何なのか、とらえどころのない漠然とした存在で、 どうすれば思考力を磨けるのか、なかなかピンとこないのではないでしょうか? この本では、そんな「考える力の正体」に迫って「思考の悩み」を解決すべく 京都大学で「不便なこと」について研究しているデザイン学の川上教授が、 ・「考える」とは何なのか? ・「考え抜いた」とはどういう状態なのか? ・どうすれば「思考力」を高められるのか? を教えてくれます。 「足が速くなりたければ実際に走る必要があるように、 思考のスタミナをつけたければ、実際に思考を働かせなければいけない」 という川上教授の言葉通り、 本書は考え抜くためのヒントが詰まった「あること」について 深く、深く、一緒に考えていく、というスタイルで進みます。 読み終えたら思考のスタミナが上がっている、 そんな「一点集中思考」を体感できる思考の書です。
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