
空腹はなぜいいか? (PHP文庫)
石原 結實
PHP研究所 / 2015-06
この本について
最近、なんとなく体が重いとか、集中力が続かないとか、「食べてるはずなのに調子が上がらない」という感覚が続くことがあります。僕もそうで、つい栄養を足す方向ばかり考えてしまうんですが、本当に必要なのは“引き算”のほうかもしれない…と思わせてくれたのがこの本でした。 印象的だったのは、空腹になると出てくるグレリンが脳を活性化させる、という話です。お腹が鳴っているときのほうが妙に頭が回る瞬間ってありますよね。あれは気のせいじゃなくて、脳の血流がよくなっているからだと知ると、空腹の感じ方が少し変わります。さらに、空腹になることで排泄が進んだり、体温が上がったりと、体のメンテナンスが裏側で動き出す感じがあって、「食べない時間」をどう扱うかが意外と大事なんだなと思わされました。 もうひとつおもしろかったのは、キャベツやキュウリなど、体調ごとに“足すと効きやすい野菜”が細かく紹介されている点です。劇的な治療法というより、日常の中でできる調整のヒントに近いんですが、こういう小さな工夫の積み重ねって、結局いちばん続けやすいんですよね。塩分の話や、ジュース療法のエピソードも、「食べ方ひとつで体って変わるんだな」と素直に思える内容でした。 食べる量を減らせと言われると身構えてしまうけれど、「空腹の時間が体にどう働くか」を知ると、一度試してみようかなと思えるはずです。生活のリズムを整えたい人、最近パフォーマンスの波が大きい人には特に刺さる一冊だと思います。
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ハイライト密度
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