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明るいニヒリズム

明るいニヒリズム

中島 義道

PHP研究所 / 2015-02-02

累計読者数5
平均ハイライト数 14.4件/人
推定読了時間 約2時間25分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、どうしても「もう少し意味を見つけたい」と思ってしまう瞬間がありませんか。過去の選択を正当化したり、未来に理由を用意したくなったり。でも、その「理由づけしないと不安」という感じ自体が、観念に引っ張られているだけかもしれない──そんな気づきをくれたのが『明るいニヒリズム』でした。 この本が面白いのは、「世界はこうだ」と決めつけるんじゃなく、私たちが普段どれだけ“言葉で固めた世界”の中で生きているかを、一つずつほどいて見せてくれるところです。過去はがっちりあるようで、実は現在の証拠がつくり出した“意味”にすぎないとか、出来事は毎回ただ一度きりで、反復しているように見えるのは言葉の操作にすぎないとか。読んでいると、自分がどれだけ「安定した世界」をでっち上げて安心しようとしていたかに気づかされます。 特に響いたのは、「不確かさの中に居続ける力」を哲学の核心として扱っているところでした。すぐ答えを求めたくなる癖がある人ほど、この姿勢がじわっと効きます。頭で理解するだけでなく、〈いま〉の感覚として世界を見る訓練に近いので、読後は景色の手触りが少し変わります。 こんな人に刺さると思います。意味づけの自動運転から、いったん降りてみたい人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ニヒリズム(虚無主義)について、ニーチェは永遠回帰を説き、「徹底的にすべてが無意味」とした。そんなニヒリズムが「明るい」とは??著者はニーチェが永遠回帰を生きる上で「力への意志」を持ち出したことに疑問を呈する。ニヒリズムは克服したところで何もない。時間とは?客観的世界とは?私とは?徹底した思索のすえに「真正(明るい)ニヒリズム」へと読者を誘う鮮烈な哲学論。 【PHP研究所】
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