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深く考える力 (PHP新書)

深く考える力 (PHP新書)

田坂 広志

PHP研究所 / 2018-02-15

累計読者数28
平均ハイライト数 11.3件/人
推定読了時間 約2時間26分
star総合評価 58/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

仕事のことを考えれば考えるほど、視野が狭くなっていく感じがありませんか。アイデアを出しても「これでいいのか」と手が止まったり、人との向き合い方も正解が分からずに疲れてしまったり。僕も同じで、考えているつもりなのに、どこか同じ場所をぐるぐる回っている感覚が抜けませんでした。 田坂広志さんの『深く考える力』は、そんな行き詰まりを力づくで突破するタイプの本ではありません。むしろ、考えるプロセスそのものを静かにほぐしてくれる本です。頭の中にあるアイデアを一度全部出してみること。出したものに固執しないこと。問いを忘れたときに動き出す「もう一人の自分」に任せてみること。どれも劇的ではないけれど、実際にやってみると、不思議と目の前の霧が薄まっていきます。 特に、こだわるべき細部とそうでない細部を見分ける感覚は、日々の仕事で大きく効きました。全部に全力を出すのではなく、力を注ぐ場所をずらすことで、心の余白が戻ってくる感覚があります。部下や同僚との対話についての視点も現実的で、こちらが整うことで相手の表情まで変わるという指摘は、経験的にも腑に落ちました。 「もっと考えられるはずなのに、どうすればいいか分からない」と感じている人には刺さると思います。劇薬ではないけれど、読むたびに思考の深さが一段ずつ下に伸びていく、そんな一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

緻密に論理を積み上げていく「論理思考」は、思考の初歩的な段階にすぎない。「深く考える力」とは、論理思考とは全く異なる思考のこと。それは、心の奥深くに眠る「賢明なもう一人の自分」の叡智を引き出す力。では、どうすれば、その力を身につけることができるのか。本書に載せた「5つの技法」と「38のエッセイ」を読むだけで、読者は、自然に深く考える力が身についている自分に気がつくだろう。日米のシンクタンクで活躍し、内閣官房参与、ダボス会議GACメンバー、世界賢人会議代表などを務めてきた著者が、数々の著書で示してきた、新たな発想と深い思考の秘密を、いま明らかにする。 【目次より】●第一部 賢明なもう一人の自分——深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力 ●第二部 深き思索、静かな気づき——文章を書くこと、読むことは、思索の階段を降りていくこと ●第三部 言葉との邂逅——心に触れる言葉に巡り会ったとき、深い思索が始まる 【PHP研究所】
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