
応援される会社~熱いファンがつく仕組みづくり~ (光文社新書)
新井 範子、山川 悟
光文社 / 2018
この本について
仕事でもプロジェクトでも、「どうすればお客さんにもっと向き合えるんだろう」と考えていると、マーケ施策の数字を追うだけではすぐ行き詰まる瞬間があります。結局のところ、相手の行動が変わらないと何も始まらない。でも、どうすれば「ただの顧客」ではなく、自分たちと一緒に動いてくれる存在になってくれるのか。そのあたりがずっとモヤっとしがちです。 この本が面白いのは、応援を“経験の受け手”ではなく“経験のつくり手”にする、という視点を軸にしているところです。「未完成であることがむしろ強みになる」「ファンは時間や労力という形で投資してくれる」といった話は、私自身も日々の仕事の中で思い当たる場面が多くて、読みながら何度も立ち止まりました。弱さを隠すより、物語に顧客が参加できる状態をつくる方が結果的に関係が深まる、というのはかなり実感値に近いです。 さらに、応援のタイプを「崇拝型」「愛着型」「同志型」「共歓型」「賛助型」と分けて考えることで、自分の会社やサービスがどの方向を目指すのが自然なのかが見えてきます。無理に“カリスマ性”を装う必要はないし、逆に“弱さ”をどう扱うかでブランドの立ち位置も変わる。読んだあと、自社のファンがどんな動機で関わってくれているのかを改めて観察したくなりました。 「数字だけ追っても関係性が深まらない理由が知りたい人」に特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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