
ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法
スリニ・ピレイ and 千葉敏生
この本について
最近、「ずっと集中してるのに全然進まない」「考えているはずなのに視野がどんどん狭くなる」みたいな状態にハマってしまうことが多くて、どうしたものかと悩んでいました。頑張っているつもりほど、脳が固まっていく感じがあるんですよね。そんなときに読んだのがこの本でした。 この本が面白いのは、「もっと集中しよう」ではなく、「そろそろ頭を緩めたほうがいい」という方向から攻めてくるところです。集中って正しいことのように思えますが、脳科学的には依存症と似たダメージもあるらしく、むしろ意識を切り離す時間のほうが創造性を立て直してくれるそうなんです。ジャズ・ミュージシャンや予言者などの4つのペルソナを使って問題を角度を変えて見る、あるいはDMNという“非集中回路”に意図的に切り替えるなど、実際の生活の中で試せる動き方がいくつも紹介されています。 個人的に救われたのは、不安や自己批判が思考の幅を狭めてしまうという説明でした。うまくいかないときほど「ちゃんとやらなきゃ」と思いがちですが、そこに踏み込みすぎるほど脳が硬直して、ますます答えが見えなくなる。むしろ混沌を少し許すことで、マインドポップみたいな突然の気づきが生まれる余地ができる。これは仕事の詰まりにも、そのまま効きました。 「考えすぎて前に進めない」「集中しすぎて逆に視野が狭くなる」というタイプの人には、とてもフィットする本だと思います。肩の力が入りすぎた頭を、いったん外側から見直したいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの51%が集中しています。
読書の順序
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