
天子蒙塵 第一巻 天子蒙塵(単行本)
浅田次郎
累計読者数3
平均ハイライト数 4.7件/人
star総合評価 23/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
最近、どうにも「踏ん張りどころが分からない」と感じることが増えていませんか。負けたくないけど、勝つ道も見えない。逃げたわけじゃないのに、結果だけ切り取られて評価される。そんな状況に心がついてこないとき、自分の立ち位置そのものが揺らぐような感覚があると思います。 『天子蒙塵』を読んでいて強く刺さるのは、まさにその“揺らぎ”の中で登場人物たちがどう踏みとどまっているのかという部分です。張学良が「勝てないまでも負けはしませ」と言い聞かせる場面や、父から受け継いだ「運命に逆らい続ける尊厳」は、成果よりも姿勢のほうが先に問われる瞬間の重さを思い出させます。また、自分の名誉が勝手に流布されても、それでも耐え、次の季節を待つしかない人間の孤独。歴史小説なのに、妙に現代の私たちの足元の感覚に似ています。 さらに、この物語では、誰もが“正解のない状況”を生きています。北村修治のように望んだ場所に行けず、ただ配置された場所で仕事を続ける人。素性を隠して静かに生きる岡圭之介のように、自分の力を声高に語らず、ただ積み重ねで示していく人。どれも大げさではないけれど、現実の私たちが日々やっているのと同じ姿勢です。 歴史の大事件を描きながら、「負けではないけれど勝ちでもない時間をどう生きるか」という視点をくれる本です。成果で判断されがちな日々に疲れた人に、静かに刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの92%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









