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IT全史――情報技術の250年を読む

IT全史――情報技術の250年を読む

中野明

祥伝社 / 2017-07

累計読者数3
平均ハイライト数 12.7件/人
推定読了時間 約7時間19分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

仕事でも日常でも、テクノロジーに振り回されている感じが抜けないことってあります。仕組みを理解しているつもりでも、「なぜいまこうなっているのか」が腑に落ちないまま使い続けていると、判断も迷いがちになります。自分もそうで、特に仕事でIT寄りの決断をするときほど「この選択って本当に正しいのか…」と立ち止まりがちでした。 『IT全史』は、そんなモヤモヤを少し静めてくれた本でした。単に技術の歴史を追うのではなく、「なぜその技術が生まれ、その後の社会にどう影響したか」という因果が、丁寧に描かれているんです。例えば、電話は中央集権で脆弱だったのに、電信は分散構造だったという話。これはいまのクラウドやネットワーク設計を考えるときにも、直感を補強してくれます。また、アメリカの“とりあえずやってみて、間違いがあれば修正する”という姿勢が著作権や無線の制度づくりにどう影響したかを知ると、現代のプロダクト開発の悩みと地続きに感じられます。さらに、ベネディクトの「利己と利他をまたぐ関係」をシナジーと捉える視点は、組織の協働のつまずきを考えるときにも案外使えました。 歴史の知識がほしい人よりも、「テクノロジーが社会をどう形づくってきたか」を踏まえて、自分の判断の軸を持ち直したい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

産業革命のあと、フランスで腕木通信と呼ばれる技術が誕生したのが1794年。そして、レイ・カーツワイルが主張する「シンギュラリティ」、すなわちコンピュータの能力が人間を超え、これまでとまったく異なる世界が現れるのが2045年とされている。本書は、この間250年の物語だ。情報技術の過去を振り返り、現在を検証し、将来を構想する。
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