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検証 検察庁の近現代史 (光文社新書)

検証 検察庁の近現代史 (光文社新書)

倉山 満

累計読者数5
平均ハイライト数 143件/人
推定読了時間 約8時間10分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
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この本について

最近、ニュースを見ていても「結局、検察ってどう動いているのかよく分からないまま終わるな…」というモヤモヤが残ることが多いです。政治と検察の距離感も、その時々で語られ方が変わるので、何が“本当”なのか判断しづらいまま流されてしまう感じがあるんですよね。僕自身、そのあたりを曖昧に理解したまま仕事の判断をしていた時期があり、ずっとどこか引っかかっていました。 この本は、そんなモヤモヤを一気にクリアにするというより、「検察という組織がどう積み上がってきたのか」を地道に追ってくれます。抜粋を見ても分かる通り、一人ひとりの検事総長の動きや、派閥の対立、戦前・戦中・占領期の政治との絡みまで、とにかく“具体的な現場”を積み重ねて説明していく。読んでいると、今の制度や慣習がどこから続いているのか、なんとなくの印象ではなく実在のエピソードとして理解できるようになります。例えば、起訴が検察の裁量に集中していく過程とか、思想検察と経済検察の軋轢など、ニュースでは断片的にしか見えない部分が急に立体的になります。 個人的に効いたのは、「検察の判断って、時代背景と人間関係でここまで揺れるのか」と腑に落ちた点です。田中角栄の逮捕や、米兵事件のように政治や外交と絡んだケースを読んでいると、正義とか組織論みたいな抽象論ではなく、実務の現場でどう折り合いをつけてきたのかが見えてくる。これを知っているだけで、今のニュースを見るときの“距離感”が変わります。 歴史の話だけど、今の判断軸を整えたい人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

近代司法制度が始まった明治時代から、熾烈な派閥抗争、政治との駆け引きに明け暮れる昭和の時代、そして多くの不祥事で揺れる現在までの検察庁の軌跡を概観。はたして、日本の検察に正義はあるか。そこに日本の良心はあるか。注目の憲政史家が問う「精密司法」の正義と矛盾。
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