
ずぼら瞑想 (幻冬舎単行本)
川野泰周
幻冬舎 / 2018-04-04
この本について
最近、仕事でも家でも「なんでこんなに疲れてるんだろう…」と感じることが増えていませんか。身体は横になれば休まるのに、頭のほうはずっと動き続けていて、寝ても回復しないまま翌日を迎える。僕もまさに同じタイプで、気づいたら考えごとが暴走していたり、気分が置いていかれたりします。 『ずぼら瞑想』がよかったのは、「しっかり瞑想しなきゃ」と気負わなくていいところでした。ナッツをゆっくり舐める、電車でつり革につかまりながら景色を見る、スマホのタイマーが鳴ったら呼吸をひとつ確かめる。どれも大げさじゃないのに、意識がふっと今に戻ってくる感じがあって、忙しさにのまれがちな自分にはかなり現実的でした。特に、みんなが早足で歩く中で「自分だけちょっと止まってみる」という話は、実際にやってみたら想像以上に効きました。置いていかれるような感覚すら、そのまま観察することが休息になるんだと気づけます。 もうひとつ刺さったのは、著者が「脳の疲れは自覚しにくい」と繰り返し書いていた点です。集中できない、ミスが増える、食事が味気なくなる──こういう小さなサインを、僕はただの気分の波だと思って流していました。でも実際は、注意資源が枯れているだけで、そこに少し呼吸を戻すだけで世界の解像度が変わることがある。本書はその“戻し方”を、真面目な人でも続けられる形にしてくれています。 「ちゃんとしなきゃ」が口ぐせになっている人、自分の疲れに鈍くなっている人に届けばうれしいです。無理に変わろうとしなくても、日常のどこか一か所に意識を置き直すだけで、心の余白は思ったより戻ってきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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