
たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書)
橋本治
累計読者数5
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star総合評価 43/100
boltライト読書型
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この本について
最近、物事を判断するときに「これって結局、得か損か」で考えてしまう自分にちょっと嫌気がさす瞬間があります。周りを見ても、自分の立場からしか社会を見られない感じが強まっていて、なんとなく息苦しい。頭ではもっと広い視点を持ちたいと思うのに、実際には日々の忙しさに押されて視野が縮んでいく。そんなモヤモヤに気づいたとき、この本が妙に落ち着いて刺さりました。 橋本治さんの言葉は、社会の構造や歴史を踏まえながら、「自分の頭の中だけで社会を回していないか」と静かに問いかけてきます。損得を離れて考えることを「正義」と言い切るのも、きれい事ではなく、実際の社会で起きている歪みを踏まえた上での視点だからこそ、変に力まずに受け取れる。貿易の話にしても、きれいな理念より先に現実の仕組みを見ろ、という姿勢が貫かれていて、読んでいるこちらの思考も強制的に地に足がつく感じがあります。 個人的に効いたのは、自分が社会の外側に浮いているつもりになっていた感覚をほどいてくれるところでした。社会の一部として考えるのは面倒だけど、そこから逃げ続けると自分の判断基準まで空っぽになる。その当たり前の事実に、少しだけ戻してくれる本です。 「最近、自分の思考がどこか独りよがりだなと感じる人」には、特にじわっと効く一冊だと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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