
人間革命9
池田大作
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この本について
仕事や生活の行き詰まりって、原因が外にあるようで、実は自分の中にある“腰の据わらなさ”みたいなものに気づいていなかったりします。場所を変えれば流れも変わるはず…と期待したくなるけれど、どこへ行っても同じ悩みがつきまとう経験、けっこうあると思います。 『人間革命9』の抜粋を読んでいて強く感じたのは、「覚悟が決まっていないまま動いても、状況は大して変わらない」という厳しさでした。ただ同時に、そこで突き放すのではなく、「それでも立ち上がる力は、自分の中にまだ残っている」と示してくれる視点があるんですよね。信心という語が頻出しますが、要は“自分の本気をどこでつくるか”に尽きる。生活力を失ったときの惨めさすら赤裸々に語るあたりに、妙な説教臭さがないのも特徴です。 また、この巻では“思っているだけで満足してしまう危うさ”にも触れられています。使命感に酔って終わる人は多いけれど、実際に行動できる人は少ない。そこを戸田城聖がどう突破したのかを追うことで、理想を語るだけの自分を、一歩だけ前に進める感覚があります。選挙や組織の描写も出てきますが、結局は「自分の宿命とどう向き合うか」という個の問題に帰着していくのが興味深いところです。 逃げたいけれど逃げられない現実に直面している人、自分の“踏ん張りどころ”がわからなくなっている人には、とても刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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