
君主論 新版 (中公文庫)
マキアヴェリ and 池田廉
講談社 / 2004-12-10
累計読者数16
平均ハイライト数 23.9件/人
推定読了時間 約2時間23分
star総合評価 65/100
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この本について
仕事でも日常でも、「人は結局、外見と結果で判断するんだよな…」と感じる瞬間ってありますよね。理想論で動きたいのに、現実はそうじゃない。説明しても伝わらないし、中立をとると逆に損をするし、善意で動くほど踏まれたりもする。このモヤモヤにどう折り合いをつければいいのか、ずっと考えていました。 『君主論』を読むと、マキアヴェリはこうした“現実の面倒くささ”をまっすぐに扱っていて、変にスローガン化しません。「人は目で見たものだけで判断する」「説得より維持のほうがむずかしい」「中立はほぼ負けに等しい」など、どれも実社会の風景にそのまま重なります。特に、現実と理想がかけ離れているという前提に立って考える姿勢は、仕事の判断で迷ったときの足場になりました。 もう一つ役に立ったのは、「自由意志の半分は残っている」という視点です。全部が運でも、全部が努力でもなく、せめて半分は自分で握れる。この距離感がちょうどよく、行動を決めるときの冷静さにつながりました。人間は善意より利害で動くという前提も、悲観というより“予測可能性”として読むと、対人のストレスが減ります。 政治の話に見えるけれど、実際は「自分で状況を動かしたい人」ほど刺さる本です。理想を手放さずに、でも現実に負けないための視点を一本持てる一冊でした。
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出版社による紹介
近代政治学の古典として名高い『君主論』。その著者マキアヴェッリは、都市国家が並び立つルネサンスのイタリアにあって、共和政のフィレンツェ市書記官として活躍。国際政治の荒波のなか、軍事、外交にわたり東奔西走の日々を送った。その豊かな体験を生かして権力の生態を踏まえた統治術として執筆した名著を、政治学の第一人者が全訳し解説する。(講談社学術文庫)
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