
逃げ出す勇気 自分で自分を傷つけてしまう前に (角川新書)
ゆうきゆう
KADOKAWA / 2018-04-07
この本について
仕事でも勉強でも、やりたい気持ちはあるのに最初の一歩がやたら重い時ってありますよね。完璧にやらなきゃと思うほど動けなくなって、気づけば罪悪感だけ増えていく。逆に、つらい環境から離れたいのに、「逃げたら終わりなんじゃないか」と足がすくむこともあると思います。僕自身、そういう“前に進みたいけど動けない”日がずっと続いていた時期がありました。 この本がすごいのは、「頑張れ」とも「強くなれ」とも言わず、もっと現実的で、今の自分でも手を伸ばせる視点をくれるところです。例えば、何かを始めたいときはまず5%だけ手をつければいいという考え方。1か月のうち1日か2日だけなら、気力が底をついている時でもなんとか動ける。あと、失敗したときに「難しすぎた」「運が悪かった」と一度ゆるめてから視点を戻す、あの“心の逃し方”もすごく肩の力が抜けました。そして何より、「逃げる」は後ろ向きじゃなくて、森の外に出て全体を見るための移動なんだという位置づけが、今までの思い込みを静かに壊してくれます。 完璧主義で動けなくなる人や、今いる場所がつらいのに踏み出せない人には特に刺さると思います。僕も読んでから、やらなきゃいけないことに追われる日でも「今日は5%でいいか」と自分を許せるようになりましたし、無理な環境から距離を取る判断にも抵抗が減りました。行動量よりも、自分の足で向きを変えられているか。その感覚を取り戻したい時に、そっと机の上に置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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