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ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 (毎日新聞出版)

ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 (毎日新聞出版)

山極 寿一

累計読者数6
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 47/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、人と話していても「なんでこんなに余裕がないんだろう」とか、「みんな自分のことで精一杯に見えるな」と感じることが増えました。自分も例外ではなくて、気づくと効率とか成果ばかり考えてしまって、誰かとゆっくり向き合う感じが薄れていく。そんなモヤモヤに刺さったのが、この本でした。 山極さんは、人間がもともと“どうやって他者と関係をつくってきたか”を、食事や共同体の歴史から描いています。たとえば、食べ物を分け合うには「相手も自分も同じ存在だ」と感じられる心が必要だという話があって、そこでハッとしました。今の社会では、その感覚がごっそり抜け落ちたまま、スピードだけが上がっているのかもしれないと。 また、人間は目を見て同調したり、食卓で関係を調整したり、身体ではなく“社会力”で進化してきたという視点も、日常の行動を見直すきっかけになります。たとえば、最近オンラインばかりで雑談が減っていたけれど、あれこそが信頼を育てる場だったんだと気づけました。 「効率が上がっているのに、人間関係だけ妙に薄く感じる」と思う人には、とくに響くはずです。大それた処方箋ではなく、ただ“人間って本来どう生きてきたんだっけ”という原点に立ち返らせてくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

進化の果てで、テクノロジーに疲れ、戦争に倦む。私たちが幸福を掴むためには、あと何が必要なのか。ゴリラ研究の権威による、霊長類視点の文明論。動物の一種としての人間に立ち返り、これからの共同体・国家のあり方を問い直す。
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