
世界経済入門 (講談社現代新書)
野口悠紀雄
講談社 / 2018-08-22
この本について
世界のニュースを見るたびに、「日本はこれからどうなるんだろう」とか、「結局、何が経済を動かしているのかよく分からない」といったモヤモヤを抱えることが増えました。特に、人口減少とか、中国との関係とか、輸出がどうとか…専門用語が一気に出てきて、理解が追いつかないまま話題だけが流れていく感じがあるんですよね。 『世界経済入門』は、その“置いていかれる感じ”をほどよくほぐしてくれる本でした。規模の大きい話をしているのに、「実際、日本の貿易黒字はもうそんなに重要じゃない」とか、「技術進歩こそが成長の核」といった、日常の感覚にもつながる視点を渡してくれます。たとえば、海外企業による日本企業の買収を“支配”ではなく“活性化”として見る考え方は、自分が勝手に抱えていた怖さが一段落ちるような感覚でした。また、日本がこれから輸出立国としてやっていくのは人口構造的に無理があるという話も、数字とロジックで淡々と示されていて、腹落ちしやすいです。 読み終わってみると、「なぜ中国の変化を見逃すと危ないのか」とか、「なぜ対外資産の運用がこれからの日本にとって重要なのか」といった疑問が、自分の中で線としてつながりました。国全体の動きを理解することが、日々のニュースを“ただの話題”ではなく“判断材料”に変えてくれる実感があります。 世界経済の話題にいつももやっとする人、数字やニュースの裏にある仕組みをつかみたい人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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