
おとなのきほん 自分の殻を破る方法
松浦 弥太郎
PHP研究所 / 2017-08-21
この本について
年齢を重ねるほど、自分の“やり方”が固まってきて、ふと「このままの自分で大丈夫なんだろうか」と不安になる瞬間ってありますよね。人との会話で少し堅くなってしまったり、新しい人と出会うのが面倒に感じたり、気づけば狭い世界で安心しようとしてしまう。僕自身も同じで、そんな時に救われたのが松浦弥太郎さんの『おとなのきほん 自分の殻を破る方法』でした。 この本は、劇的に変われる“方法論”を教えてくれるわけではありません。でも、日常の中で自分の殻を少しずつ広げていくための視点を、丁寧に差し出してくれます。たとえば、人を笑わせるセンスもおとなの教養だという話。真面目一筋でいようとすると人間味が削れていくけれど、ささやかなユーモアを持てるだけで人間関係の温度が変わる、と気づかされます。また、「自分という商品は、どう必要とされているか」という問いは、自分のアウトプットや立ち振る舞いを見直すきっかけになりました。さらに印象的だったのは、伸びしろは自分の中にはなく、知らない人との出会いからしか伸びていかないという視点。世界が狭くなっていると感じた時こそ効く言葉でした。 自分の世界が気づけば閉じている気がする人、新しい友だちをつくることに腰が重くなってきた人、自分を“また会いたい人”に整え直したい人には、とくにしみると思います。劇的な変化ではなく、小さなほころびから殻をゆるめていきたい時にそっと寄り添ってくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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