
身体のホームポジション
藤本靖
BABジャパン / 2010-08
この本について
仕事で集中したいのに肩がガチガチだったり、家に帰ってもどこか落ち着かないまま時間だけが流れたり。頭では「リラックスしたい」と思っているのに、身体がついてこない感じってありますよね。自分でも理由がよく分からないまま疲れが抜けないとき、僕はこの本に助けられました。 『身体のホームポジション』は、ストレッチを頑張れとか姿勢を正せという話ではなく、「まず自分の身体をそのまま観察する」という、ごく静かな入り口から始まります。目に意識を向けると前重心になって、耳に意識を向けると自然に後ろに戻る、というような、普段まったく気にしない感覚のクセに気づくだけで、余計な緊張が抜けていくのが面白いところです。頭で判断しようとすると堂々巡りになるようなことでも、身体に聞くと意外なほどはっきり答えが返ってくる、という説明にも妙な説得力があります。 そしてこの本が教えてくれるのは、専門知識がなくても「感覚器官をどう使うか」という意図さえ持てば、身体はちゃんと自分で整おうとするということ。内側の感覚と外側の情報を同時に扱えるようになると、「頑張って動く」感じが消えて、勝手に身体が動いてくれる軽さが戻ってくる。僕自身、仕事中に肩が上がってきたら耳で音を拾う感覚に戻すだけで、余計な力が抜けるようになりました。 自分の身体の使い方にずっと違和感がある人や、頭で考えすぎて動けなくなるタイプの人には、特にしっくりくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
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