
管理職になったら読む本
吉原俊一
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-10-19
この本について
管理職になった途端、「何から手をつければいいんだろう」とか、「部下にうまく関われていない気がする」とか、地味に答えの出ない悩みが増えました。問題は見えるのに、どう扱えばいいのか分からない。叱るべき場面でも信頼ができていないと逆効果になりそうで踏み込めない。日常のこういう迷いに、一度立ち止まって向き合えるのがこの本でした。 特に効いたのは、問題の見方を「あるべき姿と現実の差」としてとらえ直す視点です。ミスや遅れに反応するだけじゃなく、自分のチームをどんな状態にしたいのか描いておくことで、ようやく何を改善すべきなのかが見えてきました。さらに、「まずは肯定的なストロークを丁寧に積む」という関わり方は、叱る・指摘する以前に信頼の土台づくりをしていなかった自分に刺さりました。問題解決も、信頼づくりも、結局は現場をよく見て、相手がどう受け取るかを丁寧に考えるところからしか始まらないんだなと感じます。 そしてもう一つは、「問題は与えられるものではなく創り出すもの」という発想です。今ある業務をただ回すだけでなく、現状より良くできる余地を見つけにいく姿勢は、管理職として何をすべきか迷ったときの基準になりました。大きな改革じゃなくても、自分の職場で小さく前進をつくることが役割だと考えられるようになります。 新任管理職や、チームを引っ張る立場になったのに自信が持てない人には、特に響くと思います。自分の「基軸」をつくるところからじっくり教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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