
新 管理職1年目の教科書―外資系マネジャーが必ず成果を上げる36のルール
櫻田 毅
東洋経済新報社 / 2023-04-14
この本について
管理職になってしばらくたつと、「頑張っているのに成果に結びつかない」とか「部下にどう関わればいいのか正直よくわからない」といったモヤモヤが積み重なってきます。僕自身も、忙しさをごまかすように作業の完成度ばかり追ってしまい、相手が本当に求めていることを外していた時期がありました。 この本が効くのは、まさにそのズレを正すところです。たとえば著者が繰り返し示すのは「仕事の質=ニーズへの合致」という視点。完璧さよりもまず“いま最も大事なこと”をつかむことで、無駄なこだわりから抜け出せる感覚があります。また、「学習者として自問する」姿勢があるだけで、目に入る情報の扱い方が変わり、発想や改善のスピードが上がっていきます。そして、行動を急ぐ場面でも、ただやみくもに動くのではなく、仮説と検証をセットにすることで、成果までの距離が短くなるあたりは、実務の場にそのまま持ち込めると思います。 理想論ではなく、明日からのチーム運営に地続きで使える考え方が多いので、「管理職としての当たり前を少しだけ底上げしたい人」にちょうどいい本でした。僕も読みながら、自分の平熱を上げるってこういうことかもしれないと感じています。
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