
これからのマネジャーが大切にすべきこと――42のストーリーで学ぶ思考と行動
ヘンリー・ミンツバーグ and 池村 千秋
この本について
マネジメントの話になると、「結局いいマネジャーって何なんだろう…」と手が止まることがあります。数字は追っているし、理論も知っているつもり。でも現場の空気や人の気持ちが計算式どおりに動いてくれない、みたいな場面は日常茶飯事で、そこで自分の未熟さばかり測ってしまう。僕自身もずっとそのループにいました。 この本が効いたのは、「万能なマネジャー像」をいったん脇に置かせてくれたところです。相性で成り立つ仕事だと言われるだけで、少し肩の力が抜けましたし、数字だけを追っても組織の本当の状態には触れられない、という視点に救われました。また、計測できないものもちゃんと扱うべきだと明言されるのは、現場で働く人間としてはかなり心強いです。噂やゴシップのような“ソフトな情報”に意味があると言われると、普段なんとなく感じていたモヤモヤも整理されていく感覚がありました。 さらにもう一つ大きかったのは、マネジメントにはサイエンスだけでなく、クラフトやアートの要素が必要だと言い切ってくれるところです。経験や直感を「未熟さ」ではなく資源として扱っていいと思えるだけで、日々の判断の質が変わる人は多いはずです。コミュニティとしての組織を見る視点も、数字や成果の話では拾いきれない部分を捉えやすくしてくれます。 理論だけでは動けない、でも現場の感覚だけでも不安、という人には特に刺さる一冊だと思います。僕と同じように、迷いながら手探りでやっているマネジャーほど、安心して読めるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
グロービスMBA組織と人材マネジメント
グロービス経営大学院 and 佐藤 剛

マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識
ローレン・B・ベルカー, ジム・マコーミック, ゲイリー・S・トプチック, and 佐々木寛子

1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ, アラン・イーグル, and 櫻井 祐子

NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
マーカス・バッキンガム, アシュリー・グッドール, and 櫻井 祐子

優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?
柴田励司
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要

