
ミンツバーグの組織論――7つの類型と力学、そしてその先へ
ヘンリー・ミンツバーグ and 池村 千秋
累計読者数24
平均ハイライト数 33.1件/人
star総合評価 68/100
start序盤集中型
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この本について
マネジメントまわりの相談を受けていてよく聞くのが、「ちゃんと考えてから動くべきなのに、現場はいつも行き当たりばったりになる」というモヤモヤです。あるいは、自分でも計画を立てているつもりなのに、振り返ると全然違う道を歩いていたり。そんな違和感って、ほとんどの人が抱えたまま仕事を続けている気がします。 ミンツバーグの組織論は、その混乱を「あなたのせいじゃない」と丁寧にほどいてくれる本でした。人や組織は、考えてから動くより、動いてから考えることの方が自然だという前提に立ったうえで、戦略も組織構造も実務のなかで形づくられていく現実を説明してくれます。読み進めると、計画と創発のあいだで揺れ続ける組織を、どうやって運転していくかの視点が少しずつ変わっていきます。数字や分析に寄りかかりすぎて空回りしていた場面も、「これはサイエンスだけで扱える領域じゃなかったのか」と腑に落ちる瞬間がありました。 特に、複雑な組織構造や調整の仕組みがうまく機能しないときに、何が噛み合っていないのかを具体的に見直せるところが助かりました。マトリックスで曖昧さが増える理由とか、サイロや階層の“見えない壁”が何を止めているのかとか、日常の困りごとと地続きで理解できます。 組織やチームの動きが「なぜこうなるのか」を自分の言葉で説明できるようになりたい人に刺さると思います。
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