
大学は何処へ 未来への設計 (岩波新書)
吉見 俊哉
岩波書店 / 2021-04-20
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推定読了時間 約3時間56分
star総合評価 48/100
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この本について
大学がオンライン化だの対面だのと言われるたびに、「結局どこまで変われるんだろう…」みたいなモヤモヤが残ることがあります。技術は進んでいるのに、現場の仕組みは相変わらずで、そこに自分の働き方や学び方をどう重ねればいいのか分からなくなる感じです。 吉見俊哉さんの『大学は何処へ』は、そのモヤモヤに対して「大学って本来どういう場なのか」を落ち着いて整理し直してくれる一冊でした。印象的だったのは、日本のオンライン教育が技術不足ではなく、組織や動機の部分でつまずいてきたという指摘。自分の感覚とも重なり、「うまくいかない理由はもっと深いところにある」という視点を持てました。また、討論型授業の設計やTAの役割など、未来の大学の“現場のリアル”がかなり具体的に描かれていて、制度の話が急に身近な問題として感じられます。さらに、ミネルバ大学のように、オンラインと実空間を組み合わせて学びを社会の現場へ浸透させるモデルは、働きながら学ぶ自分にも応用できそうなヒントが多かったです。 「教育はどう変わるべきか」を外側から眺めるだけでは物足りない人、仕組みの奥にある構造や動機まで知りたい人には特に刺さると思います。
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出版社による紹介
パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学.襲いかかるオンライン化の奔流,不可避の人口減,疲弊する教員,逼迫する資金,低下する国際評価――.存続の危機の根本原因はどこにあるのか.本来の大学を追究し続けてきた著者が,「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略とは.ロングセラー『大学とは何か』待望の姉妹編.
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