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俺の文章修行 (幻冬舎単行本)

俺の文章修行 (幻冬舎単行本)

町田康

累計読者数6
平均ハイライト数 12.7件/人
star総合評価 53/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 30%

この本について

文章を書くたびに、「なんか全部、自分の主観のまま流れ出てしまってるな…」とか、「頭の中の景色と、書いた文章の距離が遠すぎる…」みたいなモヤモヤが続く時期ってありますよね。書くことが好きでも、変換装置みたいなものが自分に備わってない気がして落ち込む、あの感じです。 町田康の『俺の文章修行』は、その“変換装置”の正体を、圧倒的な例えと実演で見せつけてくる本でした。文章をどうやって現実から引き出し、どうやって自分の中で処理し、どこをどう直すと「さっきよりちょっとマシになるのか」。ふわっとした技術論ではなく、装置が作動している瞬間そのものを覗き見るような体験になります。結末を知っても冷めない読書とは何か、文章そのものが情動にどう作用するのか、言葉が身体にどう蓄積されていくのか。読者が保存していた箇所を見ると、まさにそこに刺さっているんだろうな、と感じます。 自分の書くものに違和感があるとき、「もっと才能があれば…」みたいな雑な結論に逃げず、装置の仕組みを知ろうとする人には特に向いています。派手に“書けるようになる本”ではないけれど、文章と向き合う自分の姿勢が静かに変わるタイプの一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。 町田康の文体に宿るその精神と技巧。はじめての告白 「お互い、ええ文章書こうで!」 ・千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観 ・ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍 ・筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い ・文章のいけず――かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ――を使う ・「俺は」と書き始めるか? 「私は」と書き始めるか? その一瞬が次の内容を決める ・「書く姿勢」を取れるのは、いずれ此の世からいなくなる人間だけ この世にある、書くことでしか伝わらない現実。生きるための文章読本。
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